一人当たりの米の消費量

一人当たりのお米の消費量は、平成25年度で年間57kgとなっています。(※農林水産省「米の消費に関する動向」より)

一人当たりの米の消費量
年間57kg(平成25年度)

これを12か月で割ると1か月あたり4.75kgの計算となり、日本人は一人当たり「月に約5kg」のお米を消費していることになります。

水で炊きあがったお米は元のお米の約2.2倍になるため、炊き上がりの状態で約11kgと考えると、お茶碗1杯200gで約55杯分ということになるかもしれません。この場合、1日に約2杯程度のお米を食べている計算になります。

このお米5kgの値段を見てみますと、高級なブランド米の場合は2,500円程度のものもありますが、安いブランドなら1,800円~2,000円程度で販売されているケースもあります。

一方、卵の値段は10個で250円程度ですので、30個かったとしても750円程度です。

このことから考えると、朝をパン、昼・晩を卵のぶっかけご飯で食事を済ませるとするとお米代が約2,000円、卵代が約750円ですので、卵かけごはん用の醤油を買ったとしても、約3,000円の食費で済ませることができます。

ここで注意しておきたい点としては、昭和38年の場合、年間118kgの米が消費されていたという点です。これを12か月で割ると9.83kg、月に約10kgで110杯分の計算となります。つまり、昔は10kgを食べていたものが、食の多様化が進むことで、食事に占める米の割合が少なくなってきたと考えてもよいでしょう。

そのため、一人当たり月5kgというのは米やパン、ラーメンども合わせた場合の数値になるため、米だけ5kgを食べていけばよいということにはなりません。

もし、米だけで朝、昼、晩の食事を済ませる場合、約10kg程度が必要になるはずですが、米10kgの場合は約3,000円程度の商品が多いので、卵代なども合わせると月に約4,000円の計算になります。

1日に直すと約150円ぐらいになるでしょうか、金欠の場合、最低限1日150円もあれば、自分でお米を炊いて生活できるかもしれません。

ただし、毎日たまごかけご飯では栄養分が不足してしまいますので、野菜や肉なども摂取するようにしましょう。